解きたい課題
現場の記録を1つの台帳に集め、AIが写真と報告文を整理し、指摘の対応を協力会社と共有したうえで、管理部が月末を待たずに遅れと超過を判断できるようにする。データはすべて架空で、実在の企業・現場とは関係しない。
- 現場の状況が本社から見えない
進み具合の共有が電話とチャットに散り、工事部長は現場へ聞かないと分からない。聞いた時点の話しか残らず、次の週には同じことを聞き直す
- 原価超過に気づくのが月末
発生原価の集計が請求のタイミングに寄るため、超過が分かるのは手を打てなくなった後。追加見積を出す判断も遅れる
- 指摘が図面と口頭に散る
是正の依頼が図面の余白と電話に残り、誰が・いつまでに直すかが共有されない。完了の写真も個人の端末に埋もれ、確認の手が届かない
機能
- ダッシュボード画面を見る
稼働現場・出来高・遅延・原価超過・未是正・日報提出率を1画面に出し、対応が要るものを重い順に並べる
- 工程表画面を見る
大工程10×小工程4の40工程を4週の窓で見る。期限を過ぎたまま終わっていない工程は色と文字で出す
- 日報と報告文の生成画面を見る
現場が入れた日報から、元請向け・施主向けの報告文を工種区分に合わせて作る
- 写真台帳画面を見る
施工前中後・関連する工程と図面と指摘で探す台帳。AIが撮影場所と説明から工種と施工の段を提案し、人が確定する。画素は見ていない
- 安全点検と是正画面を見る
点検の記録と、そこから出た指摘の是正期限・是正済みかを追う。是正は指摘台帳へ載る
- 原価の突合画面を見る
科目別の予算と実績、月次の累計を出し、実行予算を超えた時点で気づけるようにする
- 図面と指摘画面を見る
平面図にピンを打ち、担当の協力会社へ渡して完了写真付きで閉じる。一覧では期限超過と確認待ちが一目で分かる
- 写真の仕分け(AI)画面を見る
撮影場所と説明から工種と施工前中後を推定し、要確認の写真から指摘を起こす導線を持つ。画像そのものは見ていない
- 権限と利用者画面を見る
現場監督・管理部・システム管理者・協力会社の4ロール。協力会社には原価も他社の指摘も出さない
業務の流れ
- 1図面に指摘を打つ現場監督
平面図の位置にピンを打ち、担当会社と期限を付けて指摘を登録する
- 2指摘が担当の協力会社に渡るシステム
参加現場と自社担当の指摘だけが協力会社の画面に残る
- 3対応して完了写真を付ける協力会社
着手から完了報告まで進め、写真台帳から完了写真を選んで添える
- 4現場監督が確認して閉じる現場監督
確認待ちの指摘を見て完了にする。差し戻しは理由を残す
- 5その日の記録を日報に残す現場監督
作業・人工・翌日の予定・特記を現場から入れる
- 6写真を工種と施工の段に仕分けるシステム(AI)
撮影場所と説明から工種と施工前中後を推定し、人が確定する
- 7報告文と週報を作るシステム(AI)
日報から元請向け・施主向けの報告文と、社内向けの週次サマリを作る
- 8遅れと原価の超過を知らせるシステム
遅延・原価超過・未是正・日報の未提出・指摘の期限超過を知らせの一覧へ出す
- 9管理部が月末を待たずに判断する管理部
ダッシュボードと原価で、組み替えと追加見積の判断を月内に行う
ロール
- 現場監督
担当する現場の工程と日報を回す
- 工事部長・管理部
全現場の出来高と原価と安全を見る
- システム管理者
利用者と権限とマスタを預かる
- 協力会社
参加する現場の指摘と日報だけを扱う
導入で変わること
- 遅れに気づく時点が前へ出る
工程の期限超過を日次で拾うため、竣工日への影響が出る前に判断できる
- 原価の判断が月内に収まる
月次の累計で予算線と実績線を並べるため、超過の始まった月がその場で分かる
- 報告文を書く時間が減る
日報の内容から下書きを作るため、現場監督は直して送るだけになる
- 記録が1か所に残る
日報・写真・点検・原価・図面・指摘が現場ごとに揃うため、竣工後の検査と精算で探し回らずに済む
- 権限まで含めて業務システムとして成立している
協力会社には原価も他社の指摘も出ず、完了確認は指摘した側だけが行える。表と画面の出し分けが食い違わない